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『サンスパングル家のわんこ』は、『気象予報士』シリーズ最新作『寒い冬は暖かい場所で』に
出て来る『空飛ぶわんこ』を描きたくてできたものです。

で、答えなんですが。
じつは原作では、わんこに羽生えてません…。
空飛ぶ設定なので、勝手に羽があるもんだと思い込んでました。
描いた後、読み返してみたら羽の描写なんてどこにもなかった…。がーん。
羽はオーラを具現化したもので、仔犬の頃は制御できずに出っぱなしで、成犬になると出し入れ
自由で、羽出さなくても飛べる、とか…ダメ？
いや、ダメだろ。妄想激し過ぎだ自分。

羽は本番では消します。
レイヤー別にして描いてて良かった。不幸中の幸い。
でもせっかく描いたので（ちょっと気に入ってる）マスク段階の絵を、間違い記念にアップしま
した。自虐。

妄想ついでに今回のイラストの脳内ストーリーをひとつ。
過去に何かあって犬が苦手だった緋天ちゃんが、犬との確執を乗り越えて苦手意識を克服。
温泉旅行で見た空飛ぶデカイわんこを「触ってみたいな」と呟いた一言で、蒼羽さんが（ベリル
さんかも）休日にサンスパングル家からベースに呼び寄せちゃう。
（普通の犬ならテニスボールだけど、小さくて食べちゃいそうだから）バスケットボール持参で
遊ぶ気満々の緋天ちゃんは「日差しが強いから却下」を言い渡されるものの、蒼羽さんがオーキ
ッドさんに呼び出され、休日出勤した隙に我慢しきれず外へ。（雪遊びの状況と同じですね）
運動音痴な緋天ちゃん。もちろんわんこの機動力に着いて行けるはずもなく、わんこはひとりで
ドリブル＆ドリフト。しかし、賢いので時々緋天ちゃんにパスを回してあげます（笑）
そして、遊び疲れたふたりはお昼寝タイム突入。
ジェントルなお家のわんこはやっぱりジェントルで、羽で影を作ってあげたり、扇いであげたり
と躾も完璧な模様。
そこへ『帰宅した蒼羽さん（の足が）登場！』な場面を描きました。（説明長過ぎ）
「脱いじゃだめだよ」とベリルさんに言われてたカーディガンも、暑くて脱いで無防備に寝こけ
てた彼女は、この後しっかり叱られたり、蒼羽さんはわんこにまで焼きもち妬いたり（笑）

わんこのイメージは、サンスパングル家に飼われてるくらいだから、貴族的な感じのする長毛種
のボルゾイかなー？と思ってたんだけど、馬車ならぬ犬車を引くってとこから『犬ぞり＝シベリ
アンハスキー』へと安易にイメージがシフト。
安易すぎるのもアレなんで、シベリア繋がりで微妙にハスキーとオオカミの混合にしてみたけど
微妙すぎてわからないような…。

異世界では犬がデカイ。ならば猫もデカイのか？飛ぶのか？
大きい猫…大きくて飛ぶ猫………猫バス？（嬉）
や、猫は気まぐれで基本主従関係成立しないから、ただの大きな猛獣になるような…。
あーでも、猫スキとしては、でっかい猫にもふもふ埋もれてみたいな～。
と冬限定の妄想を、クーラー全開の部屋で楽しむ残暑な今日この頃。